「犬神博士」夢野久作ウィーク第2弾
夢野久作ウィーク第2弾は「犬神博士」です!
おカッパ頭の少女のなりをした踊りの名手、大道芸人の主人公美少年チイは、風俗壊乱踊りを踊ってワイセツ罪で捕まるが、超能力ぶりを発揮して当局者をけむに撒き、それだけでなく、イカサマ賭博を見破ったり右翼玄洋社の壮士と炭坑労働者とのケンカを抑えるなど大活躍し...といった内容です。
感想としては、夢野久作にしてはそんなに闇深くなかったですね。でも、中々面白くスイスイ読める作品かと😊
しかし、未完なのが悲しいですね。どうしてチイが犬神博士になったか分からず、タイトル回収もなかったです...完結してて欲しかった...😥
でも、とても面白いですよ!それだけは断言出来ます!
ドグラ・マグラとは違った面白さかと😆
ぜひ読んでみてください!
今回は以上です!
また次回お会いしましょう!では!😁
「ドグラ・マグラ」 夢野久作 『夢野久作ウィーク第一弾』
今日から夢野久作ウィークです!第一弾は「ドグラ・マグラ」です!
『胎児よ 胎児よ 何故踊る
母親の心が分かって おそろしいのか』
主人公は目を覚ますと精神病院に居て、近くにいるのは許嫁を名乗る少女。
そこへ現れた若林教授からここが九州大学の精神病棟であることと、隣室の少女は主人公の許嫁であること、そして、正木敬之博士(当時はすでに死亡)の精神医学実験によって引き起こされた凄惨な事件に、少女も主人公も関わっていたことを告げます。
主人公は自分の名前を思い出せば全てが解決すると言われます。そして...。
自分の感想は、まず内容が結構やばくて好き嫌い分かれる作品かと。今まで読んだイヤミスの中では1番やばいと思います。この作品は読破すると精神に異常をきたすというのですが、2周目読んでも自分は平気でした。多分キャッチコピーでしょう。
でも自分は好きですよ、ページめくる手が止まりませんでしたし(2周目は1日で読みましたw)
まあ、やばい小説でも大丈夫よーって方は読んでみては?
今回は以上です!
また次回お会いしましょう!では!😁
追伸:ドグラ・マグラ読んでたらめっちゃ痒かったんですけど、偶然ですよね...?
今日のオススメ 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野圭吾
今日のオススメは東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」です!
悪党の3人は逃げた先に「ナミヤ雑貨店」という店を見つけ、そこに入ります。中は何も無いのですがかつて店主の受け付けていた悩み相談の手紙が届いていました。彼らは居ない店主の代わりに返事を書くのですが...といった内容です。(説明変ですねすいません💦)
自分の感想は、ほっこりする話でした。他の方々は「泣ける」と言うのですが、自分は小説で泣いたことなくて...💦でも読んでみて、自分も悩んでるけど結局どうにかなるから頑張ろうと思いました。
自分のお気に入りの章は「夜更けにハーモニカを」ですね。自分も音楽好きなので1番好きな話でした。
結論的には元気を貰える作品だと個人的に思いました。
今回は以上です!
また次回お会いしましょう!では!😁
今日のオススメ 「ベニレス」 エドガー・アラン・ポー
今日は、エドガー・アラン・ポーの「ベニレス」です!
先祖伝来の館で一緒に育ったいとこ同士のイジーアスとベレニス。
イジーアスは生まれつき病気がちで口数が少ない性質の少年ですが、一方、ベレニスは天真爛漫かつ元気溌溂な少女でした。ベニレスが丘を散策すれば、イジーアスは読書にふけるという違いがあります。
しかし、ベレニスは病をを患い痙攣の発作をたびたび起こすようになり、生来の快活さを失っていきます。
イジーアスはそんなベレニスに対し、異常な執着な病的な態度を取るようになります。
自分の感想としては、不気味な話だと思いました。
イジーアスみたいな人はモノマニアみたいなものなのだと思いました。
でも読書初心者にはオススメです!
今回は以上です!今回は少し文が変だったかも💦
また次回お会いしましょう!では!😁
今日のオススメ 「生きるぼくら」 原田マハさん
今日は原田マハさんの「生きるぼくら」です!
いじめが原因で引きこもりになった24歳の麻生人生は朝起きると母の姿はなかった。
台所には主人公がいじめのせいで嫌いになった梅干し入りのおにぎりとカップ麺と置き手紙が。
「私は、もうだめです。いままでどうにか頑張ってきたけど、もう疲れ果ててしまいました。しばらく休みたいのでどこかへ行きます」という内容の手紙と母が頼れと残した年賀状。
1枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命があるうちに」と父方の祖母のマーサばあちゃんからの年賀状だった。
人生は4年ぶりに外に出て、祖母のいる蓼科へ向かう。...と言った内容です。
自分の感想は、とても元気が貰える話だと思いました。
あと米作りのシーンも楽しく読めて、改めてご飯を美味しく頂こうと思いました。
あと、年賀状の真実や、主人公の嫌いな梅干しおにぎりが母が出ていく時に用意したのかが分かった時そうだったのか!思いました。
久しぶりに今日この作品を読んでみて、頑張って生きようと思いました。
今回は以上です!
また次回お会いしましょう!では!😁
自作小説 「正義」
誰かこの手記を読んでいるだろうか。
いるとしたら最後まで読んで欲しい。
あたしの伝えたいことは奴のこと。でもまずは過去に遡って説明しなきゃ駄目だろう。
あたしにとっての学校は地獄だった。スクールカーストが徹底していて、いじめも度々起こる。
なのであたしは、いじめのターゲットにならないように必死で、学校は息苦しい場所だった。
そんな中、最悪なことが起きた。あたしが遂にターゲットになってしまったのだ。理由は単純でいじめっ子の好きな子があたしを好きだったという。
上履きを隠される、教科書に落書きされる。あたしの椅子に画鋲を置かれる、もう辛かった。
そんな時、転校生がきた。K君という男子だった。彼が来てから状況は変わった。
あたしがいじめっ子達に水をかけられてる時、K君がバケツに入った何かを持ってきた。そしてそれをいじめっ子達にかけた。そうバケツには泥水が入っていた。
そしてK君は「やめないなら君たちのしてる事のもっと酷いことをするよ」と言った。
泣きながら、立ち去っていった彼女らにK君はさらに「先生に言ったらもっと酷いことするよー?」と続けた。
そしてK君は「大丈夫?」とあたしに手を差し伸べた。
あたしは知らなかった。いじめよりもっと恐ろしいことが起こることに。
2
K君は普段は優しい子だった。
いじめられっ子のあたしに毎日話しかけてくれた。
だけど、いじめっ子にやり返しを必ずするのはどうかと思った。
でも命に関わることではないから、まだ大丈夫だと思ってた。
この時まではね。
3
ある時、いじめっ子があたしを呼び出した。
「あんたさぁ、Kに何か吹き込んでるの?」
あたしは「何もしてない」と返すが、
「あんたのせいでうちは酷い目にあってんの!どうしてくれんのよ!」とあたしを殴り始めた。
あたしは、馬乗りにされ、殴られ続けた。すると。
「いじめっ子は居ねぇがー!」とK君の声がした。
するとK君は金属バットを持っていた。
「懲りてないなぁ!いじめをすればもっと酷い目にあうって分からないの?」
「な、何よ!」とさすがのいじめっ子も怯えている。
「分かんないなら、この世から君を消すね?」
"狂ってる!"
あたしは鳥肌が立った。
「アハははははハハハハハ!」
連続の鈍い音とK君の狂った笑い声が響いた。
"怖い!"
あたしは咄嗟に走り出し、交番に向かった。
4
K君はあの後、逮捕された。
しばらく、彼が復讐しに来るのでは無いかと怯えていたが、何とも無かったので恐怖は消えた。
そんな事を忘れかけていたある日だった。
「君は僕の正義を否定するんだね」とあの聞きたくなかった彼の声が聞こえ...
ゴッ!
あたしは鈍い痛みと共に意識を手放した。
5
これがあたしの恐怖の体験だ。
K君は逮捕され、しばらくは刑務所から出て来れないだろうけど、今度はあたしは消される。
なので、この手記を必死に書いている。
あたしは問いたい。
"正義とは何ですか?"
END